「アメリカとは全く違うゴルフスタイルになる」日本の若きエース・畑岡奈紗が考える『全英女子』攻略法とは!?
畑岡奈紗は「日本人最年少の米ツアー3勝」、「40年ぶりの日本女子オープン連覇」など日本人選手として前人未到の記録を作り続けている。そして米ツアー3年目にしてメジャーに照準を合わせる段階まできた。成長し続ける若きエースの強さの秘訣はいったいなんだろうか。クラブの選択や練習に対する姿勢から、その秘訣を探った。
写真/南しずか
昨年のセッティングから変えたクラブはありますか?
「ほとんど変えました。ハイブリッドとウェッジ以外は変えました。」
変えた理由はなんでしょうか?
「以前に使っていたアイアンが古くなったこと、そして(オフに試した)新しいクラブの感覚がよかったので。ドライバーも最初はなかなかシャフトとのマッチングが合わなかったんですけど、良いものが出てきたので、それでもう『これにしよう!』ってことで決めました。」
良いものというのは、何が良かったのでしょうか?
「私が1番大事にしていることは最初の構えやすさです。顔の感じとか。」
自分で変えたいなと思っていたのか、それとも誰かから勧められて変えたのでしょうか?
「毎年新しいクラブが出るとフィッテイングをしています。良いと思えば変えますし、合わないなと思えば、そのまま今までのものを使います。」
何本くらいテストしたんですか?
「シャフトは多かったですね。そんなにヘッドの数はなかったんですけど、そのヘッドと合うシャフトを探すことがけっこう大変でした。」
どのくらいシャフトを試しましたか?
「12本くらいですかね。ドライバーは。」
現在のシャフトにした決め手は何だったんでしょうか?
「(試す時に)計測器で確認します。スピン量だったり、ボールの硬さとか、自分がどれくらいキャリーを出したいなど、(望む)数値がでていたので、そのシャフトに決めました。」
先ほど、ほとんどのクラブを変えたとおっしゃいましたが、アイアンもほぼ全部ですか?
「はい。グリップとシャフトは変えていないんですけど、ヘッドを変えました。」
変えたことで、プレーへの影響は?
「そこまで大きな違いは出ないと思うんですけど、打感がすごく良かったので変えました。」
新しいクラブが出たら、すぐに試してみる方でしょうか?
「試すだけ試して、良いものに出会えれば思い切って変えるんですけど、あんまり積極的ではないです。」
いつぶりに変えたんでしょうか?
「アイアンは4年ぶりです。ドライバーも2年ぶりですかね。」
心機一転ですね。
「そうですね。」