史上初のインターハイ中止決定、夏の甲子園開催も黄色信号か 「春のセンバツ出場チーム救済策」もトーンダウン・・・

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 インターハイは各地の予選を経て、一部の競技を除いて8月10日から北関東を中心に行う予定だった。今年は東京五輪の影響で会場確保が難航し、実際には21府県での分散開催を見込んでいた。

 対して、夏の甲子園も同日の8月10日の開幕を予定している。春のセンバツの中止が決まった際には、世間からは多くの同情論が沸き上がった。「何とか、甲子園行きの切符を決めた球児たちへ救済策を」と多くの識者がさまざまなアイデアを寄せた。中には、1試合限定で、夏の大会期間中に甲子園でプレーさせてあげたい、という声も。夏の大会を拡大し、地方大会を勝ち上がったチームと、センバツ出場を決めていたチーム、両者を出場させてあげては、という提案もあった。だが、その夏の甲子園自体の開催が不透明な状況下にあり、そうした「センバツ出場チーム救済策」も自然とトーンが下がっていきそうだ。

 センバツ中止が決まった3月中旬には、「気温や湿度も上がるし、時間もある。夏の甲子園は大丈夫だろう」という認識が一般的だったことが、これらの救済策からも透けて見える。世間の認識以上に、新型コロナウイルスの感染拡大は強力で厄介な猛敵なのだ。

 同様の危惧が沸き上がってくるのが、1年延期を決めた来年夏の東京五輪だろう。IOCや組織委は、中止決定後すぐに、1年後のほぼ同時期への延期を決めた。だが、来年夏への準備は、その数カ月から1年前の段階から進めていかなければならない。「延期決定後、新たな日程を決めてしまうのが早すぎた」という疑問は常につきまとう。本当に1年後の夏、五輪ができるのか。楽観論から中止という現実に至るまで、高校野球を取り巻く世論は、そのまま五輪にも当てはまってしまいそうで恐ろしい。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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