熱男・松田宣浩独占インタビュー プロ18年の根底にあった王会長の「教え」とは
そして松田に金言を授けた王会長は引退試合のビデオレターでこんなメッセージを寄せた。
「本当に君は入ってきた時から常に元気で、チームの先頭に立って、戦う集団を引っ張ってくれましたね。本当にプロ野球選手のなかでもなかなか君みたいに元気のある人はいない」としながら、「ちゃんとホームランも300本(301本)打ってるし、打点ももう少しで1000打点(991打点)だったね。本当によく頑張ったと思う」とねぎらいの言葉をかけた王会長。
さらには「やはりプロ野球選手として大事なのは、君のような頑丈な人がね、休まない、夏場もバテてることを感じさせない。それはプロとして一番大事な部分じゃないかと」と改めて、「強い体」を保ち、真摯に野球に取りくんできた点もたたえられた松田。
スピーチの最後には「だから本当に君はプロ野球選手として、本当に凄い。立派な仕事をしたと、そのように思います。子供さんたちの前で本当によく頑張って、ファンの皆さんも喜んでくれて。本当に君の野球人生は僕からしたら本当にうらやましい。ああいうふうに生きられたら良かったなぁと思うぐらいの野球人生だったと思います。本当に胸を張って、生きていってください」とエールを送られた。
この王会長の温かい言葉に松田も涙が止まらなかった。どんなときも全力で向き合う。熱男の原点は王会長からの言葉にあった。第2回では、巨人でも絆を育んだベテラン、坂本勇人選手へのエールを取り上げる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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