「皇帝ヒョードル」日本ラストファイトをRIZIN CEO榊原氏が語る、PRIDE時代の思い出
ヒョードルのラストマッチはRIZINでは見たことのないスケール感
—ヒョードルのラストマッチでは、どこが見どころになりますか?
「今回、ヒョードルが最後にBellatorと3試合契約をして、そのうち1試合を日本でやりたいと言ってくれたんです。日本でのラストマッチとなる、クイントン・ランペイジ・ジャクソンとの試合も、絶妙なマッチメイクですね。ファイトスタイルが似ている選手で、初めてのマッチアップ。2001年のPRIDEで、クイントンと桜庭和志の一戦は最高におもしろくて、あんなにスリリングな試合はないってくらいでした。そんな日本の格闘技ブームを築いた両選手が、日本で最後を迎える機会が期せずしてやってきたんです。これは僕らだけの力だけではできなかったすごいことで、Bellatorのスコット・コーカー代表の粋な取り計らいのおかげです。ヒョードルも、自分が成長できたPRIDE時代の地で最後に試合がしたいという気持ちがあり、奇跡的に12月29日さいたまスーパーアリーナが実現しました。ヒョードルとクイントンのラストマッチは、間違いなく今の格闘技ブームの中でファンになった人にも、すごいものを見せてくれるはずです。それは、今のRIZINの舞台でまだ見たことのないようなスケール感と深みのある世界。スピードも迫力も、軽量級の選手では醸し出せないファイトを見せてくれます。PRIDE時代を支えてくれたファンたちには、その時代を思い出す、エモーショナルな試合となると思います」。
—大晦日には「RIZIN.20」も控えています
「12月31日の『RIZIN.20』ももちろん見て欲しいですけど、どっちが重たいかというとBELLATOR JAPAN(笑)。いろいろな意味で重たくて、テーマがあって、二度と見られない可能性が高い選手たちが出場するので。新旧格闘技ファンに、この歴史的な瞬間に立ち会って欲しいですね」。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]