井上尚弥はフェザー級でも通用するのか 群雄割拠の舞台が無敗伝説の“壁”に?「誰にでも勝てるとは思えない」
スーパーバンタム級でも異彩を放つ井上。その敵なしの強さにさらなる階級上げがしきりに論じられている。(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext
井上尚弥(大橋)はフェザー級でも通用するのか。
昨年1月に転級したスーパーバンタム級でも、わずか2戦で4団体統一を果たした“怪物”の持つ特大の可能性は小さくない話題となる。
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フェザー級へのステップアップは正式に決まってはいない。さらに井上と同陣営は、すでにスーパーバンタム級で年内は戦い続ける意向を明らかにしている。当人も「そんなに簡単じゃない」と階級上げに慎重な姿勢を見せてきただけに、「ベスト」と確信を持てるタイミングで進むと考えられる。
しかし、バンタム級から階級を上げた際にも「厳しいのではないか」「パワーは落ちる」と言われたスーパーバンタム級もあっという間に“統治”した実績は別格だ。依然として続く敵なしの状況もあり、井上のフェザー級に移った際のパフォーマンスに対する話題は尽きないのである。
意外とも言える意見も飛んでいる。元世界3階級制覇王者のマルコ・アントニオ・バレラ氏は、母国メキシコのポッドキャスト番組『Un Round Mas』において「俺はイノウエが誰にでも勝てるとは思えない。126ポンド(フェザー級)にはベナドがいるからだ」と断言した。