「馬鹿げてる」アフマダリエフが井上尚弥に苛立ち! 王座剝奪覚悟の“怪物”に不満爆発「イノウエのような人間が“老人”と戦うのか」
井上との試合は軽量級では異例と言われるファイトマネーも期待できるメガマッチだ。そんな絶好機を逃すわけにはいかないアフマダリエフは、苛立ちを隠そうとはしない。29歳のウズベキスタン人戦士は牙を向く。
「俺はすべてのファイターをリスペクトしている。だけど、この試合は5年ぐらい遅すぎる。イノウエのようなレベルの人間が、5年前にタイトルを失った“老人”と戦うのか。それは理にかなっていない。それがイノウエの偉大さを証明しているのなら、その程度のものだということだ」
37歳となって最盛期を過ぎているドヘニー戦を先行させる絶対王者に厳しい言葉を並べるアフマダリエフは、「俺が無名だって言うのは理解できない。俺は史上最速(プロキャリア8戦目)で統一王者になったし、すべて国内の大手放送局で中継された」と強調。そして、こう続けている。
「スーパーバンタム級で満足はしている。でも、フェザー級まで上がって、イノウエを追い続けることはできる。今の優先順位? それは獲れるかぎりのタイトルを獲得して、常に最大級の挑戦を受けることだ。
そういう意味で俺にとってイノウエは最大の挑戦になる。彼との試合こそ俺が求める試合だ。将来のことは誰にもわからないが、俺は誰とでも戦える。同じ体重でベストの選手が誰であろうと戦うためにここにいるんだ」
井上への挑発的な言動に終始したアフマダリエフ。その内容からは自身の望む試合ができない現実への焦燥感も見て取れた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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