広島野村が日本新!こんなにあるプロ野球「珍記録」
プロ野球・広島の野村祐輔投手(31)が「日本記録」だ。11日巨人戦に先発し、プロ初登板から188試合連続先発となり、ミンチー(広島、ロッテ)が持つ従来の最多記録「187」を更新。デビューからリリーフ登板が1試合もないという、ある意味レアな記録といえる。
長いプロ野球の歴史には勝利、本塁打といったわかりやすい記録だけでなく、トリビア的な珍記録も多い。いくつか紹介していきたい。
◆一挙両得!勝利とセーブGET
勝利投手にセーブまでついた試合が1度だけある。1974年8月18日、日本ハム先発の高橋直樹が近鉄戦の6回、2点リードの状況で降板して三塁守備へ。2番手投手をはさんで再登板して最後まで投げ抜き、勝利とセーブの両方の条件を満たした。のちにルールが改正されたが、高橋が「同試合で勝利とセーブ」を挙げた唯一の珍記録保持者になった。
◆フライ革命!?ゴロアウト0
27アウト全てがゴロアウトなしという史上初の珍記録は1983年5月25日に起こった。中日の高橋三千丈が阪神打線を完封した内訳は三振4つ、残りの23アウトを全てフライアウトで奪ったもの。3安打はゴロヒットだったが、中日バッテリーと内・外野手は捕殺0だった。
◆どうやって!? 13球団から勝利
セ・パ両リーグ合わせて12球団しかないのに、13球団から勝利した投手が現ソフトバンク監督の工藤公康。数球団に所属し「12球団」白星達成者は過去にもいるが、2004年に消滅した近鉄と新球団楽天からも勝利を挙げた工藤は、「13球団」制覇した唯一の投手となった。
◆生涯0本塁打ギネス世界記録
数を積み重ねる記録は多いが、「0」でギネス世界記録に認定されたのがロッテ岡田幸文。育成契約から2010年に支配下登録され、2018年に引退するまで本塁打が1本も出なかった。「デビュー以来2501打席無本塁打」記録は誰にも破られていない。