「打てる捕手」巨人・大城の尊い「価値」 正捕手は甲斐も欠かせぬ存在 一塁手での起用も検討を

大城の一塁起用は打線に厚みをつける一手だ(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext
やはり球界最強捕手の存在感は違う。巨人・阿部監督が獲得を熱望したのも、自然なことだと言い切れます。
ソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也です。「甲斐キャノン」と呼ばれた強肩に、豊富な引き出しを備えたリードなど、守備面での活躍が期待されていましたが、ふたを開けてみればバットでも獅子奮迅の活躍。
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ここまで9試合を終え、35打数13安打の打率.371と打ちまくっており、6日の阪神戦ではついに5番打者へ昇格。期待の大きさが伝わってきます。
となると、昨季までスタメンマスクをかぶった男達は、自然と出場機会が減少しています。同世代の「スガコバ」バッテリーで鳴らした小林誠司はファームへ、大城卓三と岸田行倫は控え捕手に甘んじています。
しかし、巨人取材歴の長いスポーツ紙のデスクは、その大城こそリーグ連覇、日本一奪回のキーマンになりうると断言するのです。
「今の起用法は代打で、今季ここまで4打数2安打2打点と結果を残していますが、これほどのバットマンをベンチに置いておくのはもったいないし、巨人にとっても損失だと言えます。2年前は打率.281、16本塁打の成績を残した打棒を誇っていますから。『打てる捕手』という球界でも希少な価値を有する、尊い選手であると認識した上で、どんどんチャンスを与えるべきです」