球界を襲うオミクロン株の脅威 感染症の専門家は「キャンプでの感染者を0にすることはできない」

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 球界を襲うオミクロン株の脅威はとどまるところを知らない。25日には西武が山川穂高、川越誠司の2選手が新型コロナウイルスに陽性反応を示したと発表。中日は郡司裕也、森博人、垣越建伸、石岡諒太、味谷大誠の5選手の感染を発表した。広島の矢野雅哉の感染も発表され、この日の8選手を加え、これで年明けから52選手の感染が明らかになった。

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 幸いなことは、どの選手もオミクロン株の特徴通りに、軽症が多く重症化はしていないこと。一時的に高熱を出す選手もいるが、総じて数日で平熱に戻り、体調面の不安を訴えている選手は少ない。

 12日の来日時に陽性反応を示した中日・ビシエドも、24日にはナゴヤ球場で練習を再開させた。こちらも体調には問題なく、2月1日のキャンプインへの支障にはならない模様。ソフトバンクでは1月中旬以降に感染が発覚した11選手は全て3軍にあたるC班でキャンプインさせるが、それよりも早い今月12日に感染を発表していた渡辺陸は2軍にあたるB班スタートとなった。





 重症化につながるケースはみられていないが、一時的にとはいえ調整がストップしてしまう影響は避けられない。また感染した本人はもちろん、その周辺で濃厚接触した疑いのある選手たちも隔離しなくてはならない。

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