FA市場開幕で西武・森、日本ハム・近藤に動き!?ポスティングは藤浪だけでなく吉田正に山﨑康も
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日本シリーズが終了し、プロ野球はいよいよストーブリーグが本格的に幕を開けた。10月31日にはフリーエージェント(FA)権の手続きがスタート。11月1日にはポスティングシステムの申請期間が始まる。
手続き初日には、いきなりソフトバンク・千賀滉大投手が海外FAの申請書類を球団に提出した。所定の手続きを経て、10日にコミッショナーからFA宣言選手として公示され、翌11日から国内外の全球団と交渉が可能になる。
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国内44人、海外65人を合わせたFA権の有資格者として公示されているのは109選手。いずれも9日までに在籍球団に意思を通知すれば、千賀同様に10日に公示され、翌11日から対象の国内、もしくは海外合わせた球団との交渉が解禁される運びだ。
このオフ、FA市場で最大の目玉とされているのが西武・森友哉捕手。球界に数少ない打てる捕手として人気だ。宣言すれば、オリックスや巨人が獲得調査に動くと報じられている。
また日本ハム・近藤健介外野手、阪神・岩貞祐太投手、DeNA・嶺井博希捕手らも、宣言する可能性が指摘されている。近藤にはオリックスやソフトバンク、岩貞にはDeNA、嶺井にはソフトバンクなどが獲得候補にリストアップしているとされている。
一方で既に残留を表明した選手たちもいる。西武・外崎修汰内野手、阪神・岩崎優投手は、FA宣言した上での残留を表明した。ともに複数年契約を結ぶとみられる。また広島・西川龍馬外野手と野間峻祥外野手は、ともに権利を行使せずに残留することが発表された。
昨オフは、FA権を行使したのは3選手にとどまり、移籍したのは中日からソフトバンクへ移った又吉克樹投手一人だけだった。DeNA・大和内野手と西武・岡田雅利捕手はともに宣言した上で残留した。今オフは昨年を上回る移籍劇が果たして見られるのか。