パ・リーグの球宴プラスワンを勝手に予想 ”交流戦男”の選出は? 佐々木朗希の出場はあるのか

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■交流戦男の水谷は?

【楽天】早川隆久、小郷裕哉

 交流戦優勝を果たした楽天は則本昂大、藤井聖、辰己涼介が監督選抜で選出。残った中では早川隆久、小郷裕哉を推したい。

 早川は大卒4年目の今季、自身初の開幕投手を拝命。ここまで14試合に先発し、リーグ4位の防御率2.20を記録。優秀な投手を示す指標「K/BB(奪三振÷与四球)」も4.62と高数値を叩き出しており、チームの新たなエースに名乗りをあげる。

 昨季に「2ケタ本塁打&2ケタ盗塁」の快記録を達成した小郷は、今季もここまで5本塁打&19盗塁と結果を残している。自慢のパワーとスピードを大舞台で見せられるか。

【西武】隅田知一郎、武内夏暉

 西武は10度目の出場をファン投票で勝ち取った中村剛也をはじめ、4人の選手が選ばれている。

 一方で隅田知一郎、武内夏暉の両サウスポーが残っている。

 大卒3年目の隅田は今井達也とともにローテの中心で回り、チームトップの6勝をマーク。魔球チェンジアップを中心とした多彩な変化球が持ち味で、球宴でも披露されるだろうか。

 ドラフト1位ルーキーの武内は開幕から快投を続け、規定投球回未満ながら5勝、防御率1.37と評判に違わぬ数字を残している。特に首位のソフトバンク相手に3試合で2勝、防御率0.38と無双しており、インパクトは十分。「プラスワン投票」の有力候補に挙がるかもしれない。

【日本ハム】杉浦稔大、水谷瞬

 冒頭の通り、ファン投票で9人が選ばれた日本ハム。他にも候補がいるのだろうか…と思うが、まだまだいる。投手では杉浦稔大、野手では水谷瞬がその筆頭だ。

 杉浦はホールド数(10個)こそファン投票で選ばれた河野竜生(21個)に劣るも、被打率やWHIP(1イニングあたり何人の走者を出したかを表す数値)は河野を上回っている。防御率も1点台をキープと、地元・北海道での球宴出場にふさわしい成績だ。

 一方の水谷は現役ドラフトでソフトバンクから加入すると、交流戦で史上最高打率.438をマークするなど大ブレーク中。佐々木朗希とトップを争うと予想するが、果たして。





[文:尾張はじめ]

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