丸、浅村だけではない FA市場で争奪戦になり得る「意外な伏兵」とは
今オフのFA市場で動向が注目されているのが広島・丸佳浩外野手、西武・浅村栄斗内野手だ。共に今季中に国内FA権を獲得。丸は125試合出場で打率・306、39本塁打、97打点をマークし、浅村も全143試合出場で打率・310、32本塁打、球団新記録の127打点でリーグ優勝に貢献。丸は巨人、地元のロッテがリストアップしているとみられ、浅村は権利を行使すればソフトバンク、オリックスが獲得に乗り出すのは必至な状況だ。
他にもロッテ・角中勝也外野手、オリックス・西勇輝投手、広島・松山竜平外野手、巨人・沢村拓一投手、阪神・上本博紀内野手が今季中にFA権を取得した。西はプロ通算74勝と先発で長年結果を残している。先発ローテーションの層が薄いチームは補強ポイントと合致するため、獲得に動く球団は多いかもしれない。上本は5月5日の中日戦(甲子園)の走塁で負傷し、左膝前十字靱帯損傷で戦線離脱した。翌6日に出場選手登録を抹消された時点ではFA権取得まで日数が足りていなかったが、故障者特例措置を使えば取得日数をクリアできる。ミート能力が高く、パンチ力と俊足も併せ持った好選手で人的、金銭補償がないCランクとお買い得だ。二塁の定位置が固定できなかったDeNA、オリックスが興味を示すとみられる。
1 2