中日ドラ1・金丸夢斗のデビュー日を「ガチ予想」 4球団競合の逸材はいつベールを脱ぐ?

金丸の1軍登板が今から待ち遠しい(C)産経新聞社
2025年における中日の楽しみの一つとして、ドラフト1位・金丸夢斗のピッチングが入るのは異論がないだろう。4球団競合で獲得した逸材サウスポーが、プロの世界でどれだけやれるのか。ファンならずとも興味がわくのではないか。
本稿ではそんな金丸の「1軍デビュー日」を予想してみたい。
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■3月29日に2軍戦初登板
まずは金丸の現状からおさらいしよう。
大学4年の春季リーグ戦で腰の骨挫傷を発症し、秋季リーグ戦で復帰後はリリーフに専念。ほとんどの登板が1イニング限定にとどまった。
プロ入り後も慎重な調整に終始。沖縄春季キャンプは2軍スタートとなり、周囲が実戦に入ってもブルペン投球は数日に一度の頻度だった。もっとも、投げているボールは凄まじいものがあり、井上一樹監督をはじめ、選手・首脳陣・評論家の誰もが絶賛。ファンの中でも大きな話題となっていた。
3月8日、初のシート打撃に登板。打者5人、目安の30球を投げて安打性の当たりは1本。速球、カーブ、スプリットなど持ち球全てを投じ、快音はほぼ聞かれず。少しずつではあるが、段階を踏んでいった。
3月29日、満を持しての公式戦デビュー。土曜日というのもあり、2軍本拠地・ナゴヤ球場に2000人以上の観衆が集まる中、1イニングを三者凡退に抑えた。最速は150キロをマーク。広島・佐藤啓介からスライダーで三振を奪った。