453億円男の電撃退団で待望論! “トレード放出候補”から一転して吉田正尚にレ軍で高まる“需要”「すべてが変わった」
レッドソックスでリハビリのプロセスが再考されそうな吉田。(C)Getty Images
急転直下で生まれたチャンスを掴めるか。今夏はメジャー3年目にして吉田正尚の真価が問われそうだ。
吉田の名が一気にクローズアップされるキッカケとなったのは、現地時間6月15日に実現したメガディールにある。所属するレッドソックスは、ジョーダン・ヒックス、カイル・ハリソン両投手に2人のトッププロスペクトを加えた計4選手と引き換えに、主砲のラファエル・デバースをジャイアンツにトレードすると正式発表した。
青天の霹靂とも言える一大事だった。一昨年のオフに24年からの10年総額3億1350万ドル(約453億円)の大型契約を結んでいたデバースは、まさに球団の顔。中長期にわたる強化の核と考えられていた存在であっただけに、2人のトッププロスペクトを含む4人の見返りを得たとはいえ、衝撃は広まった。
もっとも、米スポーツ専門局『ESPN』のリポートによれば、デバースとレッドソックスの間に生じていた緊張状態は、「数か月にわたってくすぶっていた」という。それだけにトレードによる放出は致し方なかったのかもしれない。
とはいえ、デバース退団によって戦力ダウンは否めない。レッドソックスにとって、彼が主戦場としていたDHの空席をいかに埋めるかは重要課題だ。そこで白羽の矢が立てられたのが、吉田というわけである。
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