巨人守護神マルティネスが告白 育成登録から24億円の大型契約を掴んだ秘訣「日本人の規律を学んだ。それがNPBで成功できた鍵」
8年という長期キャリアを築き、日本で成功を掴んでいるマルティネス。(C)産経新聞社
育成選手として来日して8年。ライデル・マルティネスは、球界屈指のクローザーとして名を馳せるまでに進化している。
キューバ球界から成り上がってきた剛腕に衰えは微塵も見えない。昨オフに7年も在籍した中日から自由契約となっていたマルティネスは、ソフトバンク、DeNAが絡む争奪戦の末に巨人と2年総額1600万ドル(約24億円)を締結。名実ともにNPB屈指の助っ人となった。
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迎えた今季は大勢との競争を制し、絶対的な守護神として君臨。7月3日の阪神戦でサヨナラ負けを喫するまで、31試合連続無失点と快投。直近2試合連続で救援失敗とややペースダウンしているが、27セーブ、防御率1.11、WHIP0.87と数字は上々である。
育成選手から成り上がってきた外国人選手としては、異色の長期的キャリアをNPBで築くマルティネス。安定した活躍ぶりの秘訣は何なのか。その一端を本人が母国メディアで打ち明けている。
現地時間7月9日、キューバの野球専門サイト『Pelota Cubana』のインタビューに応じた28歳は、「日本にこんなに長くいるとは思っていなかった」と告白。「自分も最初は1年間だけ来るつもりだった。しかし、キューバから来た他の選手たちは帰国してしまったけど、自分はもう8年も過ごしている」と自らを誇るかのように続けている。






