【巨人】最強守護神Rマルティネス合流近づく中 注目される2025年版「勝利の方程式」の行方
年齢的にも28歳とまだ若く伸びしろ十分、安定した抑えはどの球団も求めているピースとあって今後の動向も注目される。
そしてマルティネスがいよいよ合流となれば、来季チームの終盤の投手運用も話題を集めそうだ。
近年はルーキーイヤーから守護神を務める大勢が9回を務め、「8回の男」には助っ人左腕のアルベルト・バルドナードなどが入ることが多かった。
ただ9回にマルティネスが起用されるとなれば、阪神がハビー・ゲラと岩崎優を両立させているダブルストッパー案や、もしくは大勢は競った場面の7ー8回のセットアッパーを託される可能性もありそうだ。
入団1年目で37セーブをマーク。鮮烈な印象を残し新人王に輝いた剛腕も、2年目の23年シーズンは右上肢のコンディション不良に苦しみ、27試合の登板にとどまった。今春のキャンプでも右ふくらはぎ痛で離脱し、1軍合流は開幕直前だった経緯もある。
24年シーズンは43試合に登板し、29セーブ、防御率0・88と圧巻のパフォーマンスを見せたが、コンディション面では5月上旬に右肩違和感で2か月間、戦線離脱。阿部監督1年目のシーズンにおいてもチームを率いるにあたって、根幹は4番と抑えの安定と明言してきた。
どの球団においても守護神はタフさと安定したパフォーマンスが求められる。この点において、大勢は近年、不安定さがぬぐえなかったことも事実。守りの野球を目指す中で安定した力を発揮するタフな守護神は欠かせないとあって、マルティネスが合流となれば、大勢の配置転換案も浮上してきそうだ。
ブルペンにおいては今季新人王に輝いた船迫大雅や、タフネス左腕の高梨雄平、残留がこのほど決まったカイル・ケラー、バルドナードなど安定した力を発揮する救援投手が多いとあって、層が厚くなるのは目指すリーグ連覇、日本一に向けても非常に重要なポイントとなる。
まずは剛腕、マルティネスの去就、その後見えてくるチーム構想にも話題が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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