4年40億円以上の好条件も及ばず…R・マルティネスの中日退団が決定 気になる「ライデル資金」の行く末
残念ながら、ドラゴンズのために腕を振り、勝利をもたらした日々に終わりを告げなければならない。「東京の球団にお世話になる」と断ったという本人の意向にある通り、近日中に巨人との契約合意が発表されるのだろう。
ドラゴンズにまつわる関係者は、ライデルから有形無形の恩をたくさんもらったはずだ。今こそ、その恩返しをしなければならない。来季、高い壁として立ち塞がる彼を打ち崩すことを期待したい。
一方で、気になるのは「ライデル資金」の行く末だ。これだけの資金を用意できるのなら、大物外国人の獲得や本拠地などへの設備投資に回せるのでは、と考えてしまうのは筆者だけか。
まず何よりも注目すべきは先発投手の補強。ずばり、トレバー・バウアーの獲得に動かないかを注視したい。井上一樹監督が地元ラジオ局で「中4日でも回れるようなタフな投手」と補強ポイントを語っていたが、バウアーはまさにうってつけの存在。古巣・DeNA入りが噂される中、バウアーのタフさや独特なキャラクターが投手陣に化学反応を起こしてくれたらと願う。
そして、「ホームランテラス」の設置。これもどうにか実現の目処が立つのを願う。今や「打のチーム」になりつつある中日にあって、話が進めば、追い風になるはずだ。
[文:尾張はじめ]
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