猛虎打線の“復活のカギ”を握るヘルナンデス 適応力と得点力アップへ期待できる理由

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ヘルナンデスの加入で打線に厚みが出そうだ(C)産経新聞社

 藤川球児監督を迎えた阪神。昨シーズンはチーム打率(.242)、チーム本塁打(67本)はいずれもリーグ5位と、打線が振るわなかった。猛虎打線が復活すれば2年ぶりの日本一奪還も現実味を帯びてくるが、新助っ人のラモン・ヘルナンデスが打線を活性化させるカギを握っていそうだ。

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 現在ヘルナンデスはオープン戦に6試合出場して、15打数5安打、打率.333、1本塁打と上々の成績だ。

 3月5日の中日戦、第1打席で涌井秀章の内角寄りのストレートをライト前に運び、第2打席ではアウトローの変化球をセンター前に運んだ。シュアなバッティングを見せ、NPBの野球に順応できるポテンシャルを示すと、さらに7日のDeNA戦では、甲子園の左中間にホームランを放ち、打球速度は181キロを記録。パワーの高さもうかがわせた。9日の巨人戦では田中将大のスプリットを捉え、フェンス直撃の二塁打を浴びせて見せた。

 一方でオープン戦ではまだ四球はない。オープン戦では15打席中5三振と多い印象を受けるが、よりボールの見極めができるようになると、他球団の脅威になるかもしれない。

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