落日のレッドブル…ニューウェイだけでなく次々と上級スタッフが離脱 再起は厳しいか
レッドブルではチーフテクニカルオフィサー、いわゆる最高技術責任者としてチームの技術部門を束ね、差配をしてきた。F1関係者によると、キーマンがいなくなったことで開発スピードも遅れ、上級スタッフも次々とチームを離脱している。
最近ではレース戦略責任者だったウィル・コートニー氏がチームを辞め、マクラーレンのスポーティングディレクターに内定したと報じられている。レッドブルの前身チームだったジャガー時代から所属する古株だったが、こちらもガーデニング休暇を経て新天地に移る見通しだ。
F1関係者も「ニューウェイのほかにスポーティングディレクターだったジョナサン・ウィートリーもチームを去り、アウディF1の代表に就任する見通し。この5か月で3人の上級スタッフが退職した。今後のかじ取りが大変」と指摘。
レッドブルはフォードと提携して自社パワーユニットを開発して2026年シーズンに臨まなければならない。車体開発との連動がうまくできるか心配なところだ。ホンダとは来季もパートナーシップは継続するが、飛ぶ鳥を落とす勢いだったチームは羽をもがれた状態になりつつある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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