今永獲得になぜ躊躇した? ジャイアンツ球団幹部を鈍らせた“現場の声”「決め手に欠けてしまうかもしれない」
また、「環太平洋地域から投球データが入手可能になったことで、理論的にはより健全な評価が出せるようになったが、それでもハイエンドの速球に頼れない場合、決め手に欠けてしまうかもしれない」とも明かしたザイディ氏は、今永に対して各球団のスカウト陣が4シームに対する懸念があったことを指摘。「先発投手としての彼を高く評価した球団のスカウトもいると思う。彼らはおそらく独自の評価基準を最重要視していたのではないだろうか」と明かした。
無論、事後にジャイアンツの補強方針を論じるのは結果論とも言える。しかし、今季のチーム防御率が30球団中26位(4.47)という苦境を見るに、逃した魚はあまりに大きいと言えそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「日本では普通なのか?」今永昇太が球審に見せる“珍しくない所作”に脚光 米司会から問われた「礼」を重んじるワケ
【関連記事】「速く投げる必要はない」今永昇太の直球に隠された“マジック”とは? 「もっと多くの球団が気づくべきだった」
【関連記事】日本で痛打されたのになぜ? 今永昇太の“高めの直球”がMLBで異彩を放つ理由 背景にあったバウアーの「逆説」
1 2