原巨人「給料上がるの4人だけ」発言の波紋 「士気下がる」と危惧される「選手の名前」【2022回顧録】
一方で気になるのは指揮官のほかの選手への評価だ。中でも今回の動画内で触れられなかった選手に関してはこんな声もある。
「今季チームに貢献したといえば、不振の岡本に代わって終盤、4番の座を務めた中田の名前もあげられるでしょう。移籍2年目にしてすっかりチームに溶け込み存在感を発揮しました」(放送関係者)
中田は今シーズン、特に後半戦の活躍がめざましかった。シーズン当初は2度のファーム落ちも経験しながら、長嶋終身名誉監督のサポートなどもあり、フォーム改造に着手。バットを短く持ちコンパクトに振ることで、7月の月間打率は・373と復調。8月11日からは不振の岡本和に代わって4番に入ると、9月は本塁打を放った試合で全勝など「中田砲」も注目を集めた。
今オフ、海外FA権も保有している中田はすでに「ジャイアンツのために頑張っていきたい」など、ジャイアンツ愛を訴え、残留の気持ちを固めているという。
ほかにも今季チームを支えたといえば、守護神の大勢もいる。ルーキーながら37セーブをあげ、2015年の山崎(DeNA)、21年の栗林(広島)に並ぶ新人最多セーブのプロ野球記録に並んだ。
投打ともに課題が多かったことで、指揮官の評価もつい「辛口」になったことは予想できるが、今回の発言で選手へ与える影響も出てきそうだ。
いずれにせよ、5年ぶりのBクラスとなったことで「厳冬更改」は必至。今オフの契約更改は例年以上に注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】西武ファンが一部夕刊紙へ怒り 「近藤健介西武入りへ」報道とは何だったのか
【関連記事】「恩返しとは言いたくなかった」元巨人のレジェンド左腕・内海哲也氏が衝撃の「プロテクト漏れ」を振り返る
【関連記事】「あれはストライク」佐々木朗希の“球審問題”に佐藤義則氏が見解!「僕が投手コーチだったら・・・」【2022回顧録】