パの規定投球回到達がわずか6人…、史上最少になった理由
沢村賞は?
両リーグの最も優れた先発投手に贈られるのが沢村賞。
7つの厳しい基準があり、そのうちの2つが10完投以上であり、200イニング以上の投球回だ。このうち近年は10完投以上をクリアできない投手が増え、2018年より7回で自責点3点以内という独自基準のクオリティースタート率を補則項目に採用したほど。権威あるタイトルも、時代の流れには逆らえていない。
今季は完投数で見れば広島・大瀬良の6、イニングは千賀の180回1/3が最も多い。いずれも沢村賞の基準からは大きく見劣りする。
過去、該当者なしで終わったシーズンは2000年までさかのぼる。21世紀初の該当者なしという結果もあり得るのだろうか。沢村賞は先発投手として活躍した元選手が選考委員に選ばれ、話し合いで決まる。変わりゆく野球界の現状を見詰めた、レジェンドたちが出す答えに注目が集まる。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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