ファーム日本選手権で炎上した元侍サブマリン 27歳の高橋礼は復活できるか
かつて日本代表でも活躍した高橋が再び輝く日を待ちたい(C)Getty Images
10月7日にファーム日本選手権が行われ、ソフトバンクが6-5で巨人を下した。先発した森唯斗が3回1失点とゲームを作り、泉圭輔など一軍でも実績十分の選手が活躍。4年ぶり5度目のファーム日本一に輝いたソフトバンクではあるが、悪い意味で目立ってしまった選手がいる。4回表から登板した高橋礼だ。
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高橋は2イニングを投げて4失点(自責点3)を喫して、一時は巨人に勝ち越しを許した。ソフトバンクは6回に2点、8回に3点取って逆転したが、打線が奮起しなければ戦犯扱いになっていたことだろう。
高橋は今シーズン二軍では防御率1.24と圧倒的な数字を残しているが、一軍では5試合のみの登板にとどまっており、防御率10.80と精彩を欠いている。ソフトバンクが日本一になった2019年には優秀選手賞を受賞。オフには第2回WBSCプレミア12の日本代表に選出されて世界一にも貢献した。輝かしい実績を持つ高橋ではあるが、ここ数年は結果を出せないでいる。
2020年には中継ぎとして52試合に登板して防御率2.65と好成績を残したが、2021年は11試合、2022年は4試合と減少傾向。再起を誓って臨んだ今シーズンは開幕ローテーションに入り、4月6日のオリックス戦に登板したが、2回途中3失点(自責点3)と先発の役割を果たせず、翌日には二軍降格を言い渡された。