全12球団の開幕4番たちの成績比較 ロケットスタートを切ったのは「あの選手」

タグ: , 2020/7/23

 新4番に待望の一発が出た。DeNAの佐野恵太外野手は22日のヤクルト戦で初回、右中間へ1号ソロを運んだ。レイズへ移籍した筒香嘉智の後釜として、今季から新4番を任されていた。6月19日の開幕戦から、実に28試合、116打席目の一発は、12球団の開幕4番の中では最も遅いものとなった。

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 佐野は昨季まで通算10本塁打。主に代打の切り札として、昨年は89試合に出場し、59安打、打率・295、5本塁打、33打点の成績を残した。代打でサヨナラ安打も、満塁本塁打も記録した。後半戦はスタメン起用が増え、筒香が2番に移った際には4番に座ることもあった。

 本格的に4番を任されたのは今季開幕からが初めて。22日時点でリーグ3位となる・355の高打率をマーク。1本塁打、10打点は4番としては少々寂しい数字だが、・417と高い出塁率を誇り、強打線の中において「つなぎの4番」の役割を果たしている。

 では他11球団の開幕4番たちは、22日時点でどのような成績を残しているのか。開幕から1カ月が経った7月22日現在での数字を振り返りたい。

 まずはセ・リーグから。若き4番たちがタイトル争いの先頭でしのぎを削っている。

 巨人・岡本和真はリーグトップの10本塁打。打率・327(リーグ10位)、27打点(同2位)といずれも高い数字を残しており、現段階では3冠王さえも狙えそうな位置にいる。





 その岡本を打点王争いで抑えているのが、20歳のヤクルト・村上宗隆だ。30打点を残し、打率・380もリーグ2位。ここまで4本塁打と一発は控えめながら、確実性が大きく増したことでリーグ2位と好調なチームの原動力となっている。

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