全12球団の開幕4番たちの成績比較 ロケットスタートを切ったのは「あの選手」
侍ジャパンでも4番を務める広島・鈴木誠也も貫禄の数字をキープ。打率・354(リーグ4位)、8本塁打(同3位)、23打点(同4位)とまんべんなくリーグ上位にいる。チームは現在最下位という環境下での数字なだけに、今後の上積みも期待できそう。
残る2球団は阪神・ボーア、中日・ビシエドと助っ人勢。バースの再来と期待されたボーアは、開幕直後こそ極度の不振に陥ったものの、持ち直して打率・278、5本塁打、13打点。実力の片りんをのぞかせた直後、右臀部の張りを訴えて19日の中日戦から3試合続けて欠場した。重傷ではなさそうなだけに、早期復帰が待たれる。
ビシエドは打率・321(リーグ11位)、9本塁打(同2位)、24打点(同3位)と、こちらも3部門とも上位につけている。22日の巨人戦は前日に左上腕に死球を受けた影響で欠場したが、翌23日にはスタメン復帰。キューバの大砲は今季も健在だ。
パ・リーグは楽天・浅村栄斗が飛ばしている。11本塁打、35打点で堂々の2冠王。打率・311もリーグ8位につける。
追うのが西武・山川穂高。9本塁打、28打点はともに浅村に次ぐリーグ2位。打率は・253と苦戦気味だが、ハイレベルな2冠争いをみせてくれそうだ。
日本ハム・中田翔にも復活の気配が漂う。こちらも山川と全く同じ9本塁打、28打点のリーグ2位タイ。打率・243の一方で、かつての勝負強さが戻りつつある。
残る3球団は外国人勢。バリバリのメジャーと注目されたオリックス・ジョーンズは打率・252、4本塁打、14打点。今後の日本野球への適応が期待される。
ロッテ・レアードは打率・248、6本塁打、14打点。ここ数試合は4番を外れることもあり、21歳の安田尚憲や井上晴哉が台頭する可能性もある。
ソフトバンク・バレンティンは打率リーグワーストの・194で6本塁打、18打点。魅力の一発は出ているが、確実性に欠ける。既に4番は外れ、ここ数試合は中村晃が起用されている。
3番打者や、近年では2番に強打者を置くこともトレントとなりつつあるが、やはりチームの顔は4番打者。開幕4番は勲章の一つでもある。その栄誉を手に前例ないコロナ禍でのシーズンに臨んだ12人。大きな故障による長期離脱者はおらず、ここからも打撃タイトル争いでシーズンをより一層盛り上げてもらいたい。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
・今すぐ読みたい→
元巨人・斎藤雅樹さんが試合中に当時の王監督に激怒した事とは? https://cocokara-next.com/athlete_celeb/masakisaito-furious/