復帰宣言の新庄剛志氏、よみがえる「新庄激場」、爆笑宇宙人発言の数々

タグ: , 2019/11/17

◆元祖二刀流

 99年、阪神監督に就任した野村克也氏が「うちの投手の誰より速い」と外野手と投手の二刀流を命じた。

オープン戦にも登板し、3者凡退に抑えたが、足をケガして二刀流を断念。

だが後日談として「足が痛いって嘘ついたんです。やっぱりピッチャーって面白くないなと思って。簡単に抑えられるから」と明かした。

◆敬遠球サヨナラ打

 99年6月巨人戦。延長12回裏、1死一、三塁の場面で、バッテリーが勝負を避け、敬遠策をとった。捕手が立ち、巨人の投手・槙原寛己が投球を大きく外した2球目、思いきり踏み込んだ新庄が左前打を放ち、サヨナラ勝ち。

事前に敬遠球を打つ練習をしていたという。

◆メジャー挑戦

00年オフにFA宣言。阪神の5年総額12億円の好条件を蹴って、年俸20万ドル(当時2200万円)の米大リーグ・メッツ移籍を決断。日本人メジャー初の4番、ジャイアンツ移籍後はワールドシリーズも経験。目立つ場所ほど力を発揮し、年俸が上がって日本に帰国するとスーパースター扱いに。

CM出演など副収入も合わせて年間数十億を稼ぐようになり「野球がバイトみたいな感覚だった」という。

◆なまら北海道だべさ

メジャーから4年ぶり日本球界復帰で選んだのはBクラス常連の不人気球団だった日本ハム。札幌移転の話を聞き「オレ一人の力でどれだけ人気が出る球団にできるか」と決断。入団会見では「なまら北海道だべさ」と方言を交えてあいさつし、「なまら」が全国的に知れ渡るように。

移籍3年目の開幕10試合目、突然の引退宣言。一丸となったチームは25年ぶりのリーグ優勝、日本一も達成して、人気絶頂のままユニホームを脱いだ。

◆変装

 04年から、かぶりもの(仮面、顔面マスク)着用を流行らせた。「カエル」にはじまり、「スパイダーマン」、「秘密戦隊ゴレンジャー」。05年には特殊メークの「5面相」。9月には新庄そっくりの特殊メークのマスクを5人(森本稀哲、稲葉篤紀、小谷野栄一、石本努)でかぶり「SHINJO5」と命名してシートノックを受けた。

映画スター・ウォーズの「ダース・ベイダー」に扮して始球式の投手を務めたことも。

◆ホームスチール

 04年オールスターゲーム第2戦で、史上初の単独ホームスチールを決めた。打者が空振りし、キャッチャーがピッチャーに返球したその瞬間、三塁からホームに全力疾走。

伝説の走塁でMVPを獲得し、ヒーローインタビューでは、その年に起こったプロ野球再編問題を受け「これからは、パ・リーグです」と宣言した。

◆サヨナラ満弾取り消し

04年9月ダイエー戦で、9回裏2死満塁からサヨナラ満塁本塁打を放った。だがベース周回中に前を走っている走者と抱き合った拍子に、くるっと反転。走者を追い越したと見なされ、ホームランは取り消され、サヨナラ安打となった。

◆打法命名

 プロ野球界では本塁打を放った際、広報を通じて選手コメントが発表される慣例があり、新庄は04年から本塁打に打法命名を開始。 「こんなオレが200号!?うっそ~ん打法!」「寒くて手が痛いから芯に当てちゃおう打法!」など計37本。

「28年間思う存分野球を楽しんだぜ。今年でユニホームを脱ぎます打法!」と現役引退を発表したのが最後の命名となった。

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