敵地で降り注いだ拍手に反響 池江璃花子の生んだ“異例の光景”に中国メディアも感嘆「人々は礼儀を知った」【アジア大会】

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アジア大会への参戦が大きな注目を集めている池江。その光景に賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 想像を絶する苦しい日々を乗り越えてきた日本の天才スイマーへの賛辞が続いている。

 現地9月27日、競泳の池江璃花子は、中国・杭州で行われたアジア大会の女子100メートルバタフライ決勝に出場。優勝を地元のエースである張雨霏(中国)に譲り、惜しくも5位となった。

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 もっとも、会場からは池江に温かい拍手が送られた。それはともすれば、55秒86の大会新記録で優勝した張雨霏に対するものよりも大きかったかもしれない。

 周知の通り、池江は2019年1月に判明した白血病を乗り越え、ふたたび国際舞台に復活。22年には東京五輪にも出場した。そんな23歳の天才が称賛されたのは、日本人のライバルという以前にリスペクトがあったからだった。

 中国メディアも池江の復活劇を大きく取り上げている。スポーツ専門メディア『捜狐』は「拍手は勝者だけのものではない」と銘打った記事を掲載。28日に行われた50メートル自由形の予選で敗退した直後にも拍手が送られた池江について、「彼女がなぜ称賛されるのか? それは出場するだけで奇跡であるからだ」と強調した。

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