「なぜ反則か分からない」柔道の韓国女子の反則負けが物議! 相手の顔に“張り手”も国内で広まる反発の声【アジア大会】

タグ: , 2023/9/25

接戦となったイ・ヘギョン(奥)とアブジャキノワ(手前)の対戦。決着は思わぬ形でついた。(C)Getty Images

 中国・杭州で開催されているアジア大会では、各競技で熱戦が続いている。そんななかで起きた予期せぬアクシデントが物議を醸している。

 注目を集めているのは、24日に行われた杭州アジア大会の柔道女子48キロ級の準決勝での一コマだ。イ・ヘギョン(韓国)が、対峙したアビバ・アブジャキノワ(カザフスタン)の顔に手を入れてしまったために「非スポーツマン行為による反則」。これによってゴールデンスコア3つ目の指導を受け、一本負けを喫したのだ。






 試合終了まで残り1分30秒となった時だった。組み手で探り合いが続いていたなかで、イ・ヘギョンの右手がアブジャキノワの顎に直撃してしまう。この時に27歳の韓国人戦士は、故意ではないとアピールし、手を挙げて詫びるジェスチャーを見せていた。

 しかし、イ・ヘギョンはふたたびアブジャキノワの顔に手を当ててしまう。

 ゴールデンスコアに突入し、2分を過ぎたところで指導を2つもらっていたイ・ヘギョンが同様の行為で相手の顔を張るような形となると、試合は中断。約1分間の審議の末に、非スポーツマン行為による3つ目の指導が与えられて一本負けが命じられた。

 まさかの敗北に呆然と立ち尽くしたイ・ヘギョンは、左目の下が赤く腫れたアブジャキノワに握手を求められても応じず。30秒以上居座ったすえに、審判に礼を促されて畳を降りると、涙を流して会場を後にした。

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