藤川阪神 課題の右の救援問題「もう1度、見てみたい」 最速155キロ、24歳剛腕の存在感
木下は5月22日にプロ初の1軍昇格を果たすと29日のDeNA戦(甲子園)でプロ初登板。
3点ビハインドの9回に3番手として登板すると、先頭、昨年の首位打者、タイラー・オースティンをスライダーで空振り三振に。続く度会隆輝には155キロの速球を左翼線へ運ばれ、守備も乱れ、三塁打とされる。一死三塁の場面で山本祐大に左犠飛を許し、失点。最後は柴田竜拓をニゴロに打ち取った。1回1安打1奪三振1失点。
プロ初登板は失点を許すもたくましい下半身から繰り出す、155キロの剛腕ぶりには本拠地ファンもどよめいた。
チーム事情もあり、わずか1イニングの登板で1日に登録抹消となったが、剛腕披露には「いきなり、154、155キロを連発したのでびっくり」「また、1軍で見てみたい」「まだまだこれから、頑張ってほしい」と今後の成長を期待する声も多く上がっている。
かつてチームを長く支え、日本通算98勝をマークしたランディ・メッセンジャーが着けた背番号「54」を背負う。まさに剛腕の証ともいえる背番号とあって、V奪回を目指すチームでどんな役割を担っていくのか。今後の投げっぷりも注目されていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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