「ギャンブルだ」ド軍が繰り返す“謎采配”と高まる“佐々木依存” 釈明したロバーツ監督が招いた混迷の9回に異論噴出「完全に誤った判断」
「点差を考えた上での判断だった。ブレークは、これまでもポストシーズンの重要な場面で我々のために大事なアウトを奪ってきた。その点で、彼に対してすごく信頼を持っている。いざとなれば、後ろにはベシアも控えているからね。だから、先手を打って(佐々木)を投入したくなかったんだ」
とはいえ、紙一重の判断ではある。些細なミスが生じれば、あっという間にフィリーズに流れがいく可能性もあった。ゆえに盤石とはいえない継投を講じたロバーツ監督の采配には、批判の声も集中した。試合中継を担っていた地元局『TBS Sports』の実況であるブライアン・アンダーソン氏は「これはギャンブルです。間違いなく議論を呼ぶ」と指摘。さらに米スポーツ専門局『NBC Sports』のマイケル・J・ドゥアルテ記者は自身のXで「完全に誤った判断だった」と糾弾し、「なぜデーブ・ロバーツがロウキ・ササキを選ばなかったのかは理解が出来ない。ましてや、直近1か月でブルペン陣で最も悪い成績の投手を選ぶなんて……」と追及した。
ファンからも異論は噴出した。Xでは「たまにロバーツの判断は馬鹿げて見える」「ロウキを最初から起用して、トラブルを避けるべきだった」「彼の推論は全く理解できない」「明らかに間違った決断だ」「今夜のロバーツは本当にしくじった。勝てて良かった」とチームを戒めるようなコメントが相次いだ。
もっとも、緊張の局面でマウンドを託され、わずか2球で“仕事”を終えた佐々木は見事という他にない。今後は「休みの日も強度を高めに投げてみたり、感覚を試しながら行けそうという感覚」と連投も覚悟する23歳に、ドジャースベンチの依存は高くなっていくかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「できたら、イニングの最初から投球させてあげたかった」またも繰り返されたド軍の"謎采配"にNHK解説も疑問、9回トライネン投入で3連打2失点、最後は佐々木が締める
【関連記事】「ササキはクローザーだ」ドタバタ継投のド軍を救った! 佐々木朗希が見せた貫禄の“火消し”に米熱狂「もう他に選択肢はない」
【関連記事】「112億円男」が佐々木朗希へ“最高の褒め言葉” 残りのポストシーズンで「クローザーとして起用される可能性」米メディア






