「投げる練習は必要がない」――ド軍投手コーチが語った佐々木朗希の“今” 怪物の育成方針に見える銀河系軍団の意志

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 それでもプライヤー投手コーチが「自信を持ってボールを投げられる状態を作らなければならない」と基礎を重視させる意向を示したのは、佐々木はあくまで中長期的な視野で仕上げていくという意志の表れと言えるのではないか。

 もっとも、佐々木に関してはドジャース移籍以前から身体的な不安の声はあった。米スポーツ専門局『ESPN』は特集記事内において「ササキは間違いなく将来有望な投手だが、高校時代から周囲で大きな期待が寄せられているにもかかわらず、依然として完全には成長していない」と指摘。そして、匿名のフロント幹部のコメントを伝えていた。

「彼は解決策を常に考え、分析力に優れ、前向きな姿勢を貫いている。多くの選手は自分がどう進歩していくかを気にしていないが、ササキは自分の改善を考えている。ただ、長期的に見て自分自身を改善していくためには、時には一歩下がって、何がうまくいったのか、何がうまくいかなかったのか、そしてギャップをどう埋めていくのかを内省する必要がある」

 周囲の予測を考えれば、苦しむ佐々木の現状は必然だったのかもしれない。

 果たして、彼は試練の時をどう克服するか。一部では6月中の復帰も見込まれるが、厳しい競争の中でぶつかった特大の壁をどう乗り越えるためには、時間をかけながら、成長の鍵を模索するのもありなのかもしれない。

 いずれにしても、「我々は今後も育成的なアプローチで作業をしていく」というプライアー投手コーチをはじめとするドジャース首脳陣が、令和の怪物をどう仕上げていくは日米両球界の大きなトピックとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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