激震の故障は“産みの苦しみ” 日本を牛耳った佐々木朗希に生じた「異変」をド軍投手コーチが告白「毎週、初心に戻っている」
「100マイルでも、98マイルでも、コントロールしやすいならそれでいいんだ。そういう会話は彼ともしていた。でも、今回のようなレベルの問題はなかったんだ。私たちは毎週、彼と初心に戻ってプランを練りあっている。最終的には彼が自分のプロセスを進めていく中で、私たちはできる限りのことをして彼をサポートしようとしている」
思えば、ドジャースは獲得時から「佐々木は発展途上の投手」という考えを公にしてきた。そうした彼らの振る舞いを見れば、今の苦心は、ロッテ時代の支配的な投球を、メジャーレベルへと昇華させるための“産みの苦しみ”と言えるのかもしれない。
デーブ・ロバーツ監督は、ダイヤモンドバックス戦後に佐々木を諭すように持論を明かしている。
「確かに彼には才能がある。しかし、まだ仕上げの段階でもあるんだ。それは我々も覚悟していたことだ。彼自身は完璧な成功を得られなかったことを受け入れるのは辛いことだろうが、これはタフなリーグなんだ」
現時点で右肩痛からの回復時期は不透明なまま。長期的なものになる可能性もゼロではない。しかし、逆に言えば、佐々木にとって己を見直す時間が与えられたとも言える。
自ら「世界一の投手になる」と飛び込んだタフな環境で生き残るため、そして打者を牛耳った速球を投げ込むため。佐々木にとって意味のある休養期間となることを願いたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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