無双状態のロッテ・佐々木朗希の「難敵」とは 背景にささやかれるWBC余波
心配されるのは昨年よりも1カ月近く早くまめの症状が表れたこと。球界関係者も「3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で先発登板した影響があるのでは」と指摘する。
WBC公式球は大リーグの球も製作するローリングス社製で、ミズノ社製のNPB統一試合球と比べて縫い目の山が高いとされ、リリースの瞬間に指先に負荷がかかり、慣れない投手の場合はまめができやすいという。昨オフはWBCが終了するまでWBC公式球で練習しており、指に何らかの影響を与えた可能性もある。
トミー・ジョン手術を受ける前のエンゼルス・大谷翔平投手もメジャー1年目にまめができて苦しんだことがある。佐々木朗は昨季果たせなかった規定投球回数到達を今季の目標の一つに定めているが、今後もまめが再発してローテの穴を開ける恐れはある。
故障の多い投手を「ガラスのエース」と呼ぶこともあるが、スーパーカー級の高出力を誇りながら、部品は耐久性や強度に欠け、せっかくの能力を引き出せない。昨季も投手タイトルを総なめにしたオリックス・山本由伸投手に唯一、対抗できるのが佐々木朗とも言われているが、今季も最大の敵は繊細な指先に潜んでいるようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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