無双状態のロッテ・佐々木朗希の「難敵」とは 背景にささやかれるWBC余波

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ここまで3勝、リーグトップの50奪三振とさらに進化している佐々木朗希(C)Getty Images

 ロッテ佐々木朗希投手が右手の中指にまめができたため先発登板を1度、飛ばすことになった。ただし、出場選手登録の抹消手続きはしておらず、16日からのオリックスとの3連戦(ZOZOマリン)のマウンドで復帰する見通しだ。周囲は開幕から1カ月でまめができたことに大いに心配しているという。

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 昨年は7月1日の楽天戦で同じ右手中指のまめがつぶれて降板。同22日のオールスターゲーム(松山)で先発を務めたものの、レギュラーシーズンでは実戦復帰に1カ月近くかかった。楽天戦の前の登板機会だった6月22日の西武戦の段階でまめができていた。トレーナーらとも協議して一時的に養生したものの、中9日で臨んだ楽天戦では出血を伴う形でまめをつぶしてしまい、復帰の判断が早すぎた。

 佐々木朗はプロ野球での日本人最速記録でもある最速165キロを投げる豪腕ながらまめができやすい体質とされる。大船渡高時代もU18W杯で日本代表として先発した際も右手中指の血まめが割れ、わずか1回、19球で緊急降板したことがある。

 今回も13、14日の日本ハムとの2連戦(エスコンフィールド北海道)で投げる予定だったが、吉井監督も「今週は投げない」としている。それでも9日の西武戦(ベルーナドーム)の試合前練習では外野グラウンドでキャッチボールを実施しており、順調に回復しつつあるようだ。

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