ロッテ・佐々木朗希 「成人の誓い」真のエース化への道
ロッテの佐々木朗希投手のインスタグラム。初投稿は成人式の画像
ロッテの佐々木朗希投手(20)が9日、郷里の岩手県内で行われた2カ所の成人式に「はしご」で出席した。陸前高田市と大船渡市の式典に足を運んだ。
複数の式典に出席した理由はいずれの地も自身の生い立ちにゆかりがあるから。陸前高田市で生まれ育ち、小学3年生だった2011年3月の東日本大震災で被災したことを契機に隣接する大船渡市に移り住んだ。
「18歳まで岩手にいた中で、ちょうど半分ずつ生活をさせていただいて自分にとってはどちらもいろいな思い出の詰まった特別な場所。時間的にも両方、出席できる形でしたので出させていただくことにしました」と球団を通じてコメントした。
震災による津波で父と祖父母を失うなどつらい記憶もあるに違いないが、昨季に手にしたプロ初勝利を手土産に式典に参加することができた。「この日を健康に迎えることができてうれしいです。これから日々、精進して成長していきたいと思います。今日は久しぶりに同級生に会うことができて、とても懐かしかったですし、みんなに応援してくれていると言ってもらえたのでまた頑張ろうという想いになりました」と振り返った。
この日から自身のインスタグラムもスタートした。最初に公開したのが陸前高田市で行われた成人式で立て看板を背にグレーのスーツ姿で澄まし顔する画像で「インスタ始めました。これから自分のペースで投稿していきます。今日は成人式に出席してきました。成人式を健康に迎えることが出来てとても嬉しいです。沢山の人に感謝をして日々精進して参ります」ともつづられていた。