いまだ契約未更改の佐々木朗希 メジャー移籍を望む怪腕とロッテの交渉に米記者の見解は?「不明な点が多い」
特大のポテンシャルで、球界を席巻した佐々木。その実力に疑いの余地はないが……。(C)Getty Images
球春到来――。そんなニュースが間もなく訪れようとしているなか、ロッテの佐々木朗希がファンやメディアを騒がせている。
佐々木は昨年12月に早期のポスティングを目指しているという一部報道もあり、球団との契約更改の交渉が大きな関心事に。23年内に交渉がまとまらず、越年となった今も折り合いはついていないと見られる。
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そうしたなかで舞い込んだのが、驚きの一報だ。25日に公開となった「文春オンライン」で、佐々木は「日本プロ野球選手会」を脱退していたことが明らかになった。実際、ネット上で確認できる選手会の名簿にも彼の名はない。
とはいえ、佐々木がすぐさまメジャー移籍を叶えられるかは不透明だ。すでにポスティングの申請期限を過ぎたため、少なくとも今オフの渡米の可能性は限りなく低い。さらにメジャーでは2016年に施行したルールにより、25歳未満の選手に使用できる金額は、契約金や年俸など込みで、年間500万ドル(約7億2500万円)と決まっている。ゆえに現在22歳の怪物がロッテから移籍を容認される見込みもない。
ただ、今回の選手会脱退の一報はやはり本人のメジャーへの憧れを感じさせる行動とも言える。そんな異例の行動は海を越えたトピックともなった。昨春のワールド・ベースボール・クラシックも取材していたショーン・スプラドリング記者は自身のX(旧ツイッター)で持論を展開した。
「ロウキ・ササキの状況はあまりにもワイルドだ。彼の契約、彼の意図、そして1年後に彼が世界のどこにいるのかについては、不明な点が非常に多い。今はもっと色んなことが明確にならないと分からない」