ロッテ・佐々木朗希は中22日のブランク感じさせず奪三振タイトルでリード 今後のまめ再発の可能性は?
規定投球回には達していないものの、佐々木朗は圧倒的なピッチングを見せている(C)Getty Images
ロッテの佐々木朗希が5月28日に23日ぶりに先発登板し、ソフトバンク打線を相手に6回2失点で今季4勝目をマークした。今季は6試合を投げていまだ黒星ゼロ。右手中指のまめの影響で2試合分を回避したことになるが、復帰戦で9三振を奪い、リーグトップの59奪三振とした。
規定投球回に到達してはいないものの、防御率は1・18とピカイチだ。規定投球回をクリアしている投手でリーグトップは1・59をマークしている楽天の早川隆久。佐々木朗は勝率も10割であらゆる点で数字が群を抜いていることは明らかだ。
【動画】佐々木朗希が日本人最速タイに並んだ!驚愕の「165キロ」を計測した歴史的瞬間の映像
これに触発されているのがチームメートだ。開幕投手を務めた左腕・小島和哉はリーグトップタイの5勝を記録し、防御率も1・88と抑えている。トミー・ジョン手術から完全復活した種市篤暉も奪三振数が佐々木朗に1個差の58。投手出身の吉井理人監督はピッチャー重視の布陣で今季を戦っており、その作戦が見事に大当たり。貯金10でリーグ首位をキープしている。
佐々木朗の次回登板は6月4日に甲子園球場で行われる阪神との交流戦となる見通し。セ・リーグ球団の主催試合は指名打者制がないため、投手も打席に立つ。そのため29日にZOZOマリンスタジアムで行った投手陣による練習では、打撃ケージに入ってバント練習などに打ち込んだ。