ロッテの佐々木朗希が「真のエース」になるためには CSファイナルSでは出番なし
大リーグはレギュラーシーズンが9月までで、10月からはポストシーズン。そこで活躍すれば、「ミスターオクトーバー」とリスペクトされる。特にヤンキースで活躍したレジー・ジャクソンが有名で、日本人選手では2009年にワールドシリーズ3本塁打でシリーズMVPに輝いた松井秀喜も評価を高めた。
吉井監督もレギュラーシーズンで不完全燃焼に終わった佐々木朗に再チャレンジの場としてポストシーズンでチームを救う役割は果たしてもらいたかったようだが、最終的に無理をさせない判断に至った。
ロッテでは安田尚憲がCS7試合で8安打6打点と覚醒し、首脳陣を喜ばせた。エース左腕の小島和哉も通常よりも登板間隔が短い中5日のマウンドを全くいとわなかったことで評価を上げた。指揮官は安田に関して、来季もレギュラーとして積極的に起用し、小島についても2年連続開幕投手の候補含め、来季もローテーションの中心となって活躍することが期待されている。
一方、佐々木朗はどうか。MAX165キロを投げるなど他の投手よりも圧倒的に出力が高く、身体への負担、故障のリスクもそれだけ大きい。そのことはチーム首脳陣も理解し、慎重に育成を進めてきた。しかし大事なポストシーズンで貢献できないとなれば、選手に温かい目線を注ぐことで知られるロッテファンも複雑な思いに駆られていたことは想像がつくだけに、来季がプロ5年目となる佐々木朗の成長曲線はどのようになっていくのか。「強い身体」がキーワードとなることは間違いなさそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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