ロッテ小島和哉の開幕投手指名は当然の成り行き 佐々木朗希が”信頼”を勝ち取るには?
一方の佐々木はシーズン序盤に好投を重ね、初の投手タイトル獲得が期待されたが、右手のまめや、脇腹の肉離れで複数にわたって戦列を離脱。中6日が定番の先発ローテーションを守ることができず、大事なシーズン終盤も戦力として加わることができなかった。今季は先発15試合に7勝どまりで、規定投球回にも届かなかった。
大事なクライマックスシリーズについてもファーストシリーズ第2戦に先発したが、実戦から1か月近く遠ざかっており、3回までしか投げられず、オリックスとのファイナルシリーズではブルペン待機を命じられるも出番がなかった。
佐々木が開幕投手になれば、話題性は十分だが、論功行賞で小島が大役を任されるのは当然の成り行き。その意味で吉井監督が年末のこの時期に開幕投手についてサプライズ発表するのは信頼と期待の表れでもある。
佐々木も最速165キロの剛速球があり、資質は申し分ない。あとは桁外れの自身の「出力」に耐えうる肉体をつくることが肝心。来季はプロ5年目。「ガラスのエース」と呼ばれぬように精進するしかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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