佐々木朗希は「マイナーで始めても驚かない」 米球界の関係者たちが明かした怪物の“リアル評”「まだエースにはなれない」

ドジャースとの契約で米球界でも話題沸騰となった佐々木。(C)産経新聞社
ついに拠点が決まった。佐々木朗希は現地時間1月17日に自身のインスタグラムでドジャースとのマイナー契約締結を発表。「野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」と意気込みを新たにした。
契約金や年俸などの総額が制限され、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象となる佐々木の獲得を巡っては、争奪戦がし烈を極めた。その中で当人が敏腕代理人のジョエル・ウルフ氏とともに厳選した答えが、ワールドチャンピオンとなった名門でのプレーだった。
【動画】MLB公式も注目のリポスト!佐々木朗希が投稿した投球動画を見る
もっとも、米球界において佐々木は「いまだ発展途上の投手」という見方は強い。米スポーツ専門局『ESPN』は、NPBで5年のキャリアを積んだ23歳の秘める特大のポテンシャルを高評しながらも「彼はまだエースにはなれない」と断言している。
ロッテ時代に1度も規定投球回を超えた経験を持たない佐々木の現状について、「彼がどれだけの努力を必要とするかは議論の余地がある」と伝えた『ESPN』は、NPBでの投球を徹底的に分析していたMLB球団のスカウトによる「2025年シーズンをマイナーリーグでスタートしても驚かない」というコメントを紹介。その上で、シビアな評価を続けた。
「別のスカウトマンは、ササキのボールの質はすでにメジャーの打者たちをコンスタントにアウトにできる十分な力があると指摘した。しかし、彼も『シーズン初めにササキが先発ローテーションのトップクラスの座を獲得できると考えている人は、おそらく自分自身に100%正直ではない』と言った」