佐々木朗希と山本由伸の侍ジャパン右腕対決は「令和の怪物」に軍配 あのタイトル争いにも注目
佐々木朗と山本の投げ合いは前者に軍配。今季、再び対戦する可能性も。(C)Getty Images
ロッテの佐々木朗希が14日にZOZOマリンスタジアムで行われたオリックス戦で、一緒にWBCの優勝に貢献した投手4冠エースの山本由伸と初めて投げ合い、1安打11奪三振2四球無失点で開幕2連勝を挙げて初顔合わせを制した。山本は6回5安打9奪三振1失点で今季初黒星を喫した。
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佐々木朗は5回まで走者を1人も出さない完璧な投球で、昨年4月10日のオリックス戦(ZOZOマリン)に続く2年連続完全試合も期待されたが、6回に先頭打者の西野に四球を許して記録は途切れ、続く若月に中前打を打たれ、ノーヒットノーランもならなかった。ただし、ロッテは完封リレーで2-0で勝利した。
「1点を取られたら勝てないと思っていたので、どうにかゼロで抑えることだけを考えて投げた」と試合後のヒーローインタビューではすがすがしい表情で自身の投球を振り返った。
さて、これからの登板予定だ。佐々木朗と山本はともに金曜日の週末カードの頭を任されており、今後も中6日でローテを続ければ、28日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で再び投げ合う可能性がある。
その場合に気になるのは最高勝率のタイトル。「勝率第1位投手賞」とも言われているが、シーズン13勝以上を挙げた投手のうち、勝率が最も高い投手に与えられる投手タイトルで、2021年、昨季と山本が2年連続で輝いた。21年は18勝5敗で勝率7割8分3厘、昨季は15勝5敗で勝率7割5分だった。