スコットランド協会CEOの発言から考えるラグビーW杯の課題
W杯の課題
「日本対スコットランド」戦を開催するために、舞台裏ではさまざまなドラマがあった。
会場の横浜国際総合競技場では建物の一部が被害を受けたが、スタッフが夜通しで復旧に尽力。交通機関が混乱したが、朝早くから総勢2000人が駆けつけ土砂の清掃や、大型スポンジを使って通路の雨水を吸うなど、急ピッチの作業で開催にこぎつけた。もし新横浜で開催できなかった場合、大会基準を満たしていない東京・秩父宮ラグビー場での無観客試合プランも検討され、準備を進めていたという。
ドットソンCEOの一連の発言はスコットランド国民の声を代弁したものといわれているが、一方で「日本で台風災害の確率が高い時期に、なぜW杯を開催しなければいけなかったのか」という根本的な問題も突きつけている。
初開催だった日本W杯の課題が、台風の「爪痕」として残された。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
1 2