スコットランド協会CEOの発言から考えるラグビーW杯の課題

タグ: , 2019/11/13

 日本が8強入りしたラグビーW杯の台風余波はまだ続いている。

 国際統括団体ワールドラグビーは7日、大型台風の影響を受けた10月13日の日本―スコットランド戦の開催をめぐり、中止になった場合は法的措置も辞さないなど強硬な発言をしたスコットランドラグビー協会に対し、けん責処分と罰金7万ポンド(約980万円)を言い渡した。声明を出し「日本が数十年に一度の大型台風への対応を進めている中、不公平ですべてのチームを混乱させる発言だった。そういったコメントは競技に対する信用を失墜させる」と発表。罰金は台風被害への復興支援にあてられるという。

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国際統括団体がけん責処分と罰金を言い渡すも…


 これを受け、スコットランド協会マーク・ドッドソン最高経営責任者(CEO)は「スポーツ仲裁裁判所に訴える」と徹底抗戦の姿勢だという。地元メディアによると、同CEOは到底納得できる処分ではないと主張し「私たちはスコットランドのラグビー界と我々のチームの正当性を守る義務がある。そのために全ての選択肢を模索している」などと話している。

 南アフリカの優勝で幕を閉じたW杯日本大会は、自然災害の脅威に直面した大会でもあった。88人が命を落とした台風19号の影響で、1次リーグ計3試合が中止になった。安全面が最優先された緊急措置とはいえ、試合が開催されなかったのは、W杯9度目で史上初めての事態だった。

 中止になれば、0-0の引き分け扱いとなる。中止3試合のうち、1試合は1次リーグ突破に直結する一戦だった。グループB最終戦だったイタリアはニュージーランドとの直接対決に勝てば決勝トーナメント進出の可能性を残していたが、戦わずして涙をのんだ。

 グループD最終戦の日本戦が開催されなければ決勝トーナメントに進めなかったスコットランドは、何としても試合の開催を望んでいた。ドットソンCEOが「台風の『巻き添え被害』を受けるわけにはいかない」「ワールドラグビーは融通が利かない」などと大会運営を非難する発言を連発し、問題視されていた。結果的には10月13日に試合が行われ、日本が28-21で勝利し、スコットランドは1次リーグ敗退が決まった。

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