主審の決定が物議! オールブラックス主将の退場に異論続々 元代表OBは「正直言って、うんざりだ」と嘆き
もっとも、近年のラグビー界では、肩から上への「ハイタックル」を厳しく取り締まっている。退場処分に変わったのには、そうした背景もある。だが、試合を通して3枚のイエローカードと1枚のレッドカードを提示したバーンズ氏のレフェリングに疑問を呈する声もある。
元イングランド代表のマーティン・ジョンソン氏は英公共放送『BBC』で「確かにタックルの位置は高いが、私はレッドに値しないと思う。こういうプレーは南アフリカもやっていたし、起こり得ることだ」と指摘。また、元オールブラックスのイスラエル・ダッグ氏は、英衛星放送『Sky Sports』で、次のように解説した。
「これは選手たちにとって目玉の大イベントだ。しかし、選手たちから栄光と輝きを奪い去ろうとする人々のせいで影が薄くなってしまった感じがするよ。正直言って、うんざりしているよ。彼らは選手たちの心に不安を与えているからね。ケーンのタックルに悪意はなかったし、クリエルも無事だったじゃないか」
試合展開に影響を与えた退場劇。その波紋はしばらく続きそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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