パッキャオに安保瑠輝也が“善戦” RIZIN初見参の偉才と18センチ差の激闘「やりにくかった。よくこの体格差でやるな」
安保と激闘を繰り広げたパッキャオ。(C)RIZIN FF
ボクシング界の偉才は、“本領”を見せぬまま、RIZINのリングを降りた。
7月28日にさいたまスーパーアリーナで行われた格闘技イベント「超RIZIN.3」で、元ボクシング世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)は、安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と3分3ラウンドのRIZINスタンディングバウト特別ルールで対戦した。
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身長差18センチなどかなりの体格差のある相手と対峙したパッキャオ。それでも「自分より大きい選手と試合をしてきて慣れているので、心配していません」と穏やかに語ったレジェンドは、名作「ロッキー3」の主題歌「Eye of the Tiger」とともにリングイン。そして試合直前に強烈な睨みを利かせる安保にも一切動じなかった。
序盤から体格差を利して果敢に打ちに出る安保を軽々といなすパッキャオは、時折鋭いジャブを繰り出しながら危なげなく時間を消化する。2ラウンド目は安保が初回以上に手数を増やしていく中で、やや疲労の色を浮かべた45歳は、スッと相手の懐に飛び込んでのアッパーなど見せ場は作る。
そして勝負の3ラウンド目、両雄がギアを上げると、互いに近接戦で打ち合っていく。そして、パッキャオが鋭いジャブからの連打を繰り出して会場がヒートアップする中でゴング。決定的なダメージを負わせられずにドロー決着となった。