MLB機構が今季の選手別レプリカユニフォームの売上を発表、1位の選手は??

タグ: , 2019/9/28

 メジャーリーグ機構は27日、今季のレプリカユニホームの売上ランキングを発表した。1位には2年連続でヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が輝いた。

 この売上発表、是非とも日本プロ野球でも導入してほしいシステムだ。メジャーリーグではグッズ販売などの肖像権ビジネスは、機構側がある程度まとめて把握している。ランキングはリーグのウェブサイト上の売上を集計して出されている。一方、日本では各球団単位でのビジネスとなる。その差があるため一括把握、比較はできない状況なのだが、選手の人気をはかる上で、これほど参考になる指標は他にない。

 なお2位はフィリーズのブライス・ハーパー外野手。

3位はドジャースのコディ・ベリンジャー外野手。4位はカブスのハビアー・バエス内野手。5位はブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手となっている。発表された20位以内に日本人メジャーリーガーは入っていない。

 ここまで挙げた5位以内は全て野手。やはり野手の方が、投手よりも人気があるのが現状なのだろう。投手最上位は12位のドジャースのクレイトン・カーショー投手である。

球界を震撼させた2つの大型契約


 今春、球界を震撼させた2つの大型契約が誕生した。

 まず先述のハーパー。

フィリーズと13年総額3億3000万ドル(約363億円)と、メジャー史上最高総額で契約した。

 その直後だった。今度はエンゼルスがマイク・トラウト外野手と12年総額4億3000万ドル(約473億円)で契約延長を発表した。契約年数では1年少ないながら、総額では100億円以上もハーパーを上回った。

 1学年違い(トラウトが年上)の2人は、ア、ナの両リーグを代表する大型外野手としてよく比較の対象に挙がっていた。FAが迫り、巨額契約を結んだわけだが、金額という評価では圧倒的にトラウトが上、という形に落ち着いていたわけだ。

 実際今季の数字を見ても明白だろう。27日現在、すでに負傷離脱し残り試合プレーできないトラウトは、打率・291、45本塁打、104打点と、MVP候補に挙がる数字を残した。対してハーパーは打率・259、34本塁打、111打点。手術による終盤の離脱があったとしても、プレーヤーとしてトラウトが優秀だということに異を唱える者はいないだろう。

 ひるがえってレプリカユニホームの売上は。

ハーパーの2位に対し、トラウトは9位に甘んじる。1位のジャッジはヤンキースという人気名門球団の後押しがあったとしても、フィリーズとエンゼルスでは球団の人気に大差はない。選手個人としての魅力という点では、ハーパーの方がトラウトを上回っているのだ。なおハーパーの移籍合意報道がなされた日の売上は、今年1年間でも1日の最大数にのぼるという。

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菊池雄星のMLB1年目、リーグ先発投手の中でほぼワースト成績ながら来季に向けた好材料とは?(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuseikikuchi-good-information-for-the-next-season/)

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