同姓同名の選手交代は史上初! 巨人3軍で「坂本勇人に代わって坂本勇人」仕掛け人は駒田監督
史上初の珍事だ。25日、ジャイアンツ球場で行われたプロアマ交流戦の巨人3軍戦(対テイ・エステック)で「坂本勇人の代打に坂本勇人」という同姓同名での選手交代が行われた。
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巨人には「坂本勇人(さかもと・はやと)」が2人いる。有名なのは、2000本安打を放った球界を代表する遊撃手の33歳スーパースター。もう1人は、20年育成ドラフト6位で唐津商(佐賀)から入団したときに話題となった20歳捕手だ。
故障離脱中の33歳坂本が「3番・DH」で実戦復帰した一戦。2打席で凡退後、5回に出番が回ってきたのが20歳坂本だった。場内アナウンスでは「バッター坂本に代わりまして坂本勇人」とコールされ、スコアボードは「坂本」から「坂本勇」と表示が変更された。
交代を告げたのは、駒田徳広3軍監督。現役時代「満塁男」として知られた同監督の粋な計らいにこたえ、代打起用された20歳坂本が適時打を放ってアピールした。背番号6の大先輩に続けとばかり、 育成から支配下登録を目指す背番号「006」の高卒2年目が躍動した。
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