侍ジャパンのアジア連覇で見えた”ショート不足”問題の解決策 2人の若き侍の台頭で懸念解消へ
今シリーズで特に躍動した選手に、小園海斗とMVPを受賞した門脇の2人のショートが挙げられるだろう。小園はショートとして全4試合に出場しており、いずれの試合でもヒットを放つなど打率.412とチームを牽引。セカンドとして出場した門脇も全4試合でヒットを打って打率.400と好成績。シーズン後半から打撃の状態を上げていたが、今シリーズでもパフォーマンスの高さを発揮した。小園と門脇が侍ジャパンとして頼もしいプレーを見せた意味は大きい。
現在、侍ジャパンのレギュラーショートは源田壮亮である。源田は現在30歳で次回のWBCが開催される3年後には33歳。34歳の坂本勇人が今季、ショートからサードへのコンバートしたことを考えると、3年後に侍ジャパンのショートとして戦えるのか不安がないとは言えない。
また、WBCでショートのバックアップとして選出されていた中野拓夢は、今季からセカンドにコンバートしており、今後の侍ジャパンにおけるショート不足が懸念されていた。そんな中で小園と門脇が結果を残した姿を見ると、そうした不安は杞憂だったようにも感じる。
今回、門脇はセカンドで出場したが、“A代表”を選出した場合には牧がセカンドとして出場する可能性が高い。小園と門脇、さらには左手第4指手根中手関節炎のために代表入りを辞退した紅林弘太郎もおり、若い選手の侍ジャパンでのレギュラーが過熱するかもしれない。そうなってくれば、しばらくは侍ジャパンのショートは安泰と言って良いだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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