侍ジャパン、プレミア12で「ブレイクした選手5人」 2026年のWBCに入りそうなのは?【プレミア12】
■辰己涼介:チームに欠かせぬ不動のセンター
野手では辰己が筆頭か。攻守において最も替えの効かない選手だったと思う。
ドミニカ共和国戦(18日)を除き、8試合で「3番・センター」として先発出場。打率.310、OPS.861と結果を残し、定評のある守備でも広いレンジで投手陣を助けた。
独特なキャラクターとワードセンスで誤解されるが、野球に関しては至って真面目。順調にいけばWBCでもセンターを守っている可能性は高い。
■五十幡亮汰:「ネクスト周東」の座を確立へ
「サニブラウンに勝った男」がついに侍デビュー。代走の切り札といえば周東佑京(ソフトバンク)のイメージが強い中、今大会はそれに匹敵するインパクトを残した。
特にキューバ戦では同点の8回に代走で出ると、栗原凌矢(ソフトバンク)の浅い左飛からタッチアップ。自慢の快足で決勝点をもぎ取った。
盗塁技術や状況判断に課題はあるものの、スピードに関しては周東をしのぐ声もある。今後も継続的に代表に呼んで、感覚を研ぎ澄ませてもらいたい。
[文:尾張はじめ]
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