侍ジャパン、プレミア12で「ブレイクした選手5人」 2026年のWBCに入りそうなのは?【プレミア12】

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辰己は攻守において替えの効かない選手だった(C)Getty Images

 侍ジャパンが大会連覇を狙った「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は、残念ながら準優勝に終わった。台湾との決勝は先発・戸郷翔征が2本の被弾に泣き、打線も相手の好守に阻まれ続け、0-4の完敗。スーパーラウンドまでは7戦全勝で来ていただけに、最後の1試合を落としたことが悔やまれる。

 それでも今大会でブレイクした選手が何人か見られた。初選出組を中心に、再来年のWBCメンバーに入る可能性のある男たちをまとめてみたい。なお、過去にWBCに選ばれていたり、井端ジャパンの主力で活躍した選手は対象から外している。

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■才木浩人:堂々の侍デビュー果たした快腕
 今季13勝を挙げた阪神の新エース。満を持しての代表初選出となった今大会は、先発の一角として活躍。2試合で10回2/3を投げ、防御率1.69の好成績を残した。

 シーズン同様に回転量の多いストレートで相手打者を封じ込め、特に地元開催の台湾戦(11月16日)は6回途中まで3安打無失点の快投。今後も侍ジャパンの主戦格として期待したい。

■藤平尚真:語り継ぎたいキューバ戦の投球
 リリーバーで大化けしたのが藤平だ。楽天では今季から救援転向し20ホールド、防御率1.75と活躍。そのまま代表に選出され、チーム最多の6試合に登板。150キロ超の真っ直ぐと鋭く落ちるフォークで三振の山を築いた。

 何と言ってもキューバ戦の9回、絶体絶命のピンチをしのいだシーンが印象的。1点リード、大雨の中で1死満塁。ここから連続三振に斬って取ったのは痺れた。特にヨアン・モンカダを抑えた内角直球は最高だった。

■清水達也:無死満塁をしのいだ強心臓
 リリーフからもう1人、清水も挙げたい。中日で3年連続50試合登板をクリアしたスペシャリストは、2度目の選出となった代表でも存在感を示した。

 キューバ戦でこそ自らの悪送球で同点に持ち込まれるも、スーパーラウンドの台湾戦(23日)では無死満塁を投ゴロ併殺→三振で片付ける、これ以上ないピッチング。投球だけでなく守備でもやり返した。

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